自閉症の治療とは?オキシトシンの効果とは!

Sponsored Link


自閉症スペクトラム(以下ASD)という言葉を知っていますか?

この10年で自閉症関連疾患者数は増加し続けています。
それと共に日々の研究の結果、
ASD治療の効果が期待される
治療法が開発されつつあります。

今回はその、自閉症の治療方法について
治療薬としてのオキシトシンについて、紹介します^^

ここ最近になって、発達障害だったり、パニック障害を
抱えている人を取材した雑誌や番組を目にしませんか?

筆者は某冒険バラエティが大好きなのですが、
海外で活躍する自閉症アーティスト
スティーブン・ウィルシャー(Stephen Wiltshire)さんが
登場した回は非常に驚きました。

超記憶とも呼べる素晴らしい才能を
目にしたことで、「障害者」という言葉より
優れた才能を持つ職人」という言葉の方が
しっくりきます。

同じように、日本でも素晴らしい才能を開花させて
アーティストとして活動するASD者の方は少なくありません。

・絵本作家で知られる東田直樹さん
・テレビ東京の番組「HOPE for tomorrow」
でもフォーカスされた佐々木卓也さん、GOMESSさん
・トゲの陶芸が印象的な澤田真一さん
・クヌギの葉っぱで動物を形作る渡辺義紘さんなど
紹介したい人は名前を挙げればきりがないほどいます。

筆者は彼らの特性を
非常に素晴らしい、優れたものだと考えています。

しかしながら、すべての自閉症者に才能が開花するわけではなく、
自身の劣等感で押しつぶされそうな人がいるのも知っています。

d79c8554e0cdfa6841004cfd48aba595_l

そのため、本人だけではなく、その周囲の家族や知人のためにも
効果的な治療法が開発されることが切望されています。

現在進行形でASDの研究が世界中で進んでおり、近い将来
自閉症のメカニズムが解明されることと思いますし、
画期的な治療薬も開発されると思います。

なのでまずはASDの治療法の現状について
チェックしていきましょう^^

ASDの治療法とは?

ASD者の中で、生活するうえで困ることと言えば
①感情が突然爆発する
②感覚器官が鈍感になったり敏感になる
③ミュニケーションがうまく取れない
ことがあると思います。

①の感情が突然爆発する場合は、薬物療法が効果的であると
考えられています。
感情は神経伝達物質量を増やしたり減らしてあげることで
調節することが可能です。

②の感覚器の鋭敏さや遅鈍さに関しては、
例えば鋭さをある程度抑えたりすることで
治療を進めていきます。これには心理学や音楽療法などが
治療法として選択されるようです。

③のコミュニケーションが上手く取れないことが最も大きな
問題だと筆者は考えています。
筆者自身コミュ力が高いわけではないので、
服用するだけで対人関係が良好になる薬があれば・・・
なんて思ったりしてます。^^

a5810d983e5086a7c83a77b0559cf848_l

そんなASD者のコミュニケーションに関する問題の解決策として
注目を集めているのがオキシトシンです。

オキシトシン?なんじゃそりゃ?
ということで次項でチェックしていきましょう♪

オキシトシンとは?

オキシトシンとは、私や皆さんの体の中にある化学伝達物質、
ホルモンの1種です。

ホルモンにも色々な働きを持つものがありますが、
オキシトシンの働きとしては
分娩の収縮の時に子宮筋の収縮を制御すること、
母乳の分泌を促すことが挙げられます。

陣痛促進のために使用されることがある合成薬ピトシン
主成分がオキシトシンなので、
出産時にこのホルモンの名前を聞いたことがある
女性の方も少なくないと思います。

このためオキシトシンは「出産ホルモン」や「愛情ホルモン
などと呼ばれたりしています^^
女性に特有ではなく、男性の体でも作られている化学物質です。

オキシトシンはまた、
思いやりのある対応を促す効果があるのではないか
とも考えられており、「信頼分子」として研究されています。

このオキシトシンの持つ「共生力」と、経済を結び付けて
「神経経済学」という新たな研究分野に取り組む
研究者もいます(ポール・J・ザック:クレアモント大学教授)。

筆者は彼の著書を拝読しましたが、心理学、経済学の教授である彼が
なぜオキシトシンを研究しようと思ったのか、や
知人の結婚式での出来事、や大学での心理ゲーム
感動もののビデオの効果などから、
オキシトシンがもたらす効果の可能性を色々と感じました^^

上記のポールも注目した、オキシトシンの持つ
人を信頼する作用や、落ち着いた気持ちになる効果が
ASD治療にも利用できるのではないかと考えられています。

fb34a8d478e70f8e4bb34035b5b2d535_l

日本ではいくつかの大学が連携して、オキシトシンとASDの
関係について研究しており、そのことについて次項で
紹介したいと思います。

 

オキシトシンと自閉症の研究について

これまでの研究の結果、自閉症者は血液中の
オキシトシン濃度が低いことがわかっています。

自閉症とオキシトシンに関係があるとすれば、
オキシトシンを補充してあげれば効果があるんじゃないか?
と考えられますよね?

オキシトシンの研究は現在、
東京大学
大阪大学(→こちら
金沢大学(→こちら
千葉大学(→こちら
浜松医科大学(→こちら
福井大学(→こちら
などの大学研究機関が連携して、
社会性記憶研究の国際拠点の一つとなっています。

様々なアプローチからASDのメカニズムや治療法について
研究が進められています。

オキシトシンの効果や副作用について研究されているので
近い将来、自閉症疾患治療薬の第一選択薬として
日の目を見ることは間違いないと筆者は考えてます^^

 

今回は現在の自閉症治療について紹介しました。
ASDが治療されるのはいいことなのか、
その人の持つ特性が失われるんじゃないか、
といういけんもあるのはわかります。

それでも選択肢を広げる意味でも、治療薬の開発や
治療法の確立は急務だと考えます。

今後のオキシトシン研究について期待したいですね^^

Sponsored Link

このエントリーをはてなブックマークに追加