夏目漱石の吾輩は猫である!あらすじを簡潔に1200字で♪

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「―吾輩は猫である―」

聞いたことないくらい有名な一言ではないでしょうか。

猫目線の世界を描くという画期的な作品は、

今でこそ珍しくない発想ですが、

文学界に大きな影響を与えたユーモア小説の1つです♪

 

この小説を機に漱石は有名小説家の1歩を踏み始めたわけです。

そこで今回は夏目漱石の長編小説である

「吾輩は猫である」のあらすじをまとめてみました。

 

夏目漱石と言えば旧千円札の顔の人、というイメージが

強いと思いますが、その次に連想するのは

小説「吾輩は猫である」ではないでしょうか?

 

「吾輩は猫である」は夏目漱石宅にやってきた野良の黒猫を

モデルとした長編小説で、第1話~第10話までの構成から作られています。

 

ロンドンに留学してストレスがたまった結果身体を

壊していた漱石の下へ、

高浜虚子(たかはまきょし)という雑誌編集者が、

「漱石の気がまぎれればいいな」 と思って

執筆を勧めたのがこの小説の始まりです。

 

「吾輩は~」から始まる冒頭部は多くの作品でパロディ化されており、

吾輩は嫁である」とか、

吾輩はウツである」とか、

吾輩は坊さんである」なんてのもありますね~

 

そんな「吾輩は猫である」ですが、全10話構成のこの小説を、

約1200字でまとめてみました。

 

登場人物を如何に紹介しておきますので参考にしてお読みください。

 

 

吾輩:

本作品の主人公。野良の黒猫で、珍野家に買われている猫。

自分のことを「吾輩」と呼び、人間を観察している。

 

珍野苦沙弥(ちんのくしゃみ):

珍野家の主人。漱石がモデルとされている、偏屈な英語の先生。

胃が弱いのにも関わらず大食家でもある。

苦沙弥には妻と三人の娘がおり、長女から順に

「とん子」「すん子」「めん子」という名前。

また、おさん、という下女がいる。

 

迷亭(めいてい):

苦沙弥(くしゃみ)の友人の美学者。ホラ話が上手。

 

水島寒月(みずしまかんげつ):

苦沙弥(くしゃみ)の門下生で理学者。かなりの色男。

 

越智東風(おちとうふう):

寒月の友人で詩人。まじめな性格。

 

多々良三平(たたらさんぺい):

苦沙弥(くしゃみ)の門下生でとある会社の鉱山部に勤務するサラリーマン

 

鼻子(はなこ):

豪邸金田家の奥さん。その名の通り鼻がご立派。

金田家は珍野家に嫌がらせをしてくる。

鼻子は「吾輩」が名づけ親で、本名は不明。

 

 

それではあらすじをチェックしていきましょう~

 

 

 

ある一匹の猫が生まれた。

どここで誕生したかは見当もつかないが、

どうやら生まれてすぐに捨てられたようだった。

そこで生きるために迷走しているうちに、珍野家にたどり着いた。

 

えさを求めて珍野家に入ると、おさんに追い出されたが、

苦沙弥によって家に置いてもらえることになり、何とか命をつないだ。

 

猫はこの妙な苦沙弥と、その家族やおさんと暮らすことになった。

名前はまだ付けてもらえなかったが、猫は自分のことを「吾輩」と呼んだ。

猫はこの珍野家で生涯名無しのまま一生を終えるつもりでいた。

 

猫は人間観察が好きでいつも人間を見ている。

例えば苦沙弥という人間だ。

 

センスがないのにもかかわらず、何にでも手を出す癖があり、

俳句、ヴァイオリン、歌や、絵描きを始めたこともあった。

下手くそなくせになんにでも手を出すので、からかわれることもあった。

 

猫はまた、苦沙弥を取り囲む人間もみな面白いと考えていた。

ホラ話が得意な迷亭、話が長すぎてつまらない寒月

真面目な東風。彼らの他にも婿候補の寒月を偵察する鼻子や、

落雲館の中学生の悪戯を金で解決する金田

 

ある時、珍野家に友人や門下生の来客があった。

人間は不思議な生き物で、時間を潰すために無駄に会話し、

おかしくもないことで笑ったりする。

猫は彼らを「太平の逸民(いつみん)」と呼んでいた。

 

猫は様々な人間と出会う中で多くの体験をする。

餅は食べ物ではなく魔物であることや、

恋焦がれていた三毛子が命を落としたこと。

猫には貴重な体験だった。

 

そこで猫はふと思う。

元来この地球は、誰のものでもないのに、人間は

我が物顔で、誰の所有地だと決めるおかしさ。

食べ物を調理するなど手間をかけたり、

着る物は羊や蚕のお世話になったり、

髪の毛も自然に伸ばせばいいのにわざわざ手入れをする疑問。

 

足が4本あるのに2本しか使わないのも贅沢極まりないではないかと

考えながらも猫は感謝していた。

珍野家に住んでいることで多くの経験ができるからである。

 

そんなある日、猫は物思いにふけっていた。

この日は珍野家で、寒月と、三平のダブル結婚を祝した内祝いをしていたのだ。

猫がこの世に生を受けて2年が経とうとしていた時でもあった・

 

皆がそれぞれ家路についていき、苦沙弥はいつものように書斎にこもる。

奥さんは裁縫を、子供たちはねむりにつく。

おさんはお風呂へ向かっていた。

 

そのような中、猫は主人の晩年を考えた。

死ぬのが万物の定業で、生きていてもあまり役に立たないのなら

早くあの世へ行く方が賢いのかもしれないと。

 

悟りに浸っていた猫はビールを飲んで景気づけすることにした。

すると猫は酔っぱらってしまう。

 

酔っぱらった猫はそのまま水瓶でおぼれてしまう。

脱出を試みるも、爪が立たず、飛び上がっても抜け出せそうにない。

 

脱出をあきらめた猫は全てを自然に任せることにした。

次第に体が楽になっていき、太平に入るのを悟った猫であった。

 

 

 

以上簡単なあらすじでした。

小説同様、モデルとなった猫は名前を付けてもらえ無かったそうです。

実際は小説完結から3年後に病で亡くなったそうで、

翌日に漱石は知人に知らせ、猫の墓を建てました。

現在は新宿区の漱石公園にお墓があります。(詳しくはこちらをどうぞ。)

 

猫目線でお笑い要素を含めた小説となっていますが、

実際に人間を客観的に見ている点が面白いですよね。

私は名前ばかりで、マンガで読破!という本で改めてこの小説に触れました。

 

幼い頃は何が面白いの?て感じでスラスラ~っと読んでましたが、

読み返すとコミカルな皮肉もあって新鮮さを感じました。

 

あらすじだけじゃなくてもっと詳しく知りたいって人は

上の漫画でも充分わかると思いますよ♪

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